沖縄バラ日記
「ねずみ」から「真珠」へ、醜いアヒルの子?
2012/04/04
『グレイ パール(Grey Pearl)』 Samuel Davidson McGredy III/イギリス 1945年作出
あの知る人ぞ知る銘花『ピース』と同じ頃に誕生したものの、当時はどうやらバラといえばきれいな色、華やかな色が当然という風潮だったらしく、ピースが爆発的にもてはやされたのに比べ、「色がなんかねずみみたい」ってなことで、 マウス という名前を付けられたそうです。
そしたらアメリカ人が「なんで?シックでいい花なのにねずみなんてひどい (ヽ(`△´)ノ マッタクダ)。グレイパールがいいヨ」ってな感じで素敵な名前になったんですって。
昔読んだ本に、イギリス人変わってるというような記述があったんですが、なるほどというか、アメリカ人とイギリス人は合わないんだなっていうか・・・。
横顔も素敵です。
作出当時は色が地味で変という評価だったのが、今は
あんまりど派手な色よりこういう微妙なニュアンスカラーがいいと
人気も上がっているらしいです。
バラは何も変わらないのですが、流行りと人々の好みが変わってしまったんですね。
なんだか シンデレラ か おしん のような、いたぶられっぷりと下克上っぷりですが
実はこのグレイパール、その後連綿と続く紫のバラの始祖のひとつととなった重要なバラなのです。
また、子孫には、ジュリア(人気の茶バラ)、ブルームーン(紫のバラの大御所)などの有名どころ、人気どころがギッチリ。
私が持っているバラにも、気がつけばグレイパールの孫やひ孫が結構います。
(*゜д゜*)ハッ!! そういう子孫が増えまくり・大繁栄なところ、やっぱり ね ず み っぽいのでは!?