沖縄バラ日記
今日のバラ 「ポール ネイロン」
「ポール ネイロン(Paul Neyron)」 A.Levet(フランス)1869年作出
去年の10月に買った大苗が、2つだけ蕾をつけてくれて、こんな素敵なお花に・・・。香りもよく、とてもきれい
・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・
このバラは、1869年おフランスで誕生した花で、プロセイン・フランス戦争に衛生兵として従軍し、殉死したポール・ネイロン君という医学生さんにちなんで名づけられたのだそうです。詳しい事がわからないのですが、バラの作出年は1869年、対してプロセイン・フランス戦争は1871年~1872年なので、後から名前がつけられたのかもしれませんね。
もう140年も前からある古いバラですが、現代のバラに全然負けていないゴージャスさです。日本でも古くから(明治から?)栽培されていて、和名の別名は「陽台の夢」。そのころは、外国のバラに和名をつけて売っていたんですが、なんかネーミングが中国っぽいのが多いような気がします。
「オールドローズと現代バラの系譜」という本で見て欲しいなと思っていましたら、ホームセンターで去年大苗をみかけ、ゲットしてしまったのですが、良い買い物でした!大苗で初めて咲いたのに、花が大きくて、とにかく豪華です。
でもこんな華やかなバラに、前述のような悲しいエピソードがあると知ると、いろんな想像(妄想)がかきたてられてしまします。きっとポール・ネイロン君は、すごくいい人で慕われていて、その若すぎる痛ましい死をみんな悼んだんだろうなとか、バラの名前になるぐらいなのだから、何かもう涙、涙の感動的なエピソードがあったのだろうかとか、バラを作ったA.Levetさん(レベルさん?)は、ポール・ネイロン君とどんな関係だったんだろうかとか。
・・・しかし、ググっても、そこんとこ、でてこなかったので、話をごまかすことにします!
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いろんな出来事、いろんな人々の思いがあったのでしょうが、それも今はその名前に片鱗を残すのみです。しかし、こうやって歴史に思いを馳せられるのも、少しセンチメンタルですが、バラの奥深い魅力の一つだと思います。
((-.-)ボソッ うまくごまかせましたでしょうか?)
あと、せっかくのステキ気分が一気に台無しですけど、こうやってバラに名前をつけてもらって、そのバラが愛され続けていると、なんかすごくポール・ネイロン君の供養になって成仏できそうですよね!(* ̄ノ ̄)/Ωチーン (* ̄- ̄)人 i~ 合掌!