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第7回 那覇ハーリー

~琉球王国時代より続く、海の祭典~

5日。「本バーリー」の風景。
5日。「本バーリー」の風景。
 那覇の三大祭の一つ、那覇ハーリーが今年も5月3日、4日、5日に那覇新港にて開催されました。
 「ハーリー」では、長さが14メートル以上もある爬龍船(はりゅうせん)と呼ばれる長い船に乗り、30人以上の漕ぎ手が息をそろえて漕ぎ、その速さを競います。
 「那覇ハーリー」は、古来から他の県内ハーリーと同じように旧暦の5月4日に開催されてきましたが、近年では、県外の人にも見てもらえるようにゴールデンウィークと重なる新暦5月3日~5日に開催されるようになっています。

那覇ハーリーの歴史と継承

●「泊村」 黒の爬龍船に乗り、乗船員の衣装は黒色、頭の布は白。
●「泊村」 黒の爬龍船に乗り、乗船員の衣装は黒色、頭の布は白。
 「ハーリー」とは中国語「爬龍(はりゅう)」を読んだもので、竜の意味。
 沖縄の歴史を辿ると、明治時代の琉球処分までは日本と中国(清)両属の琉球王国だったこともあり、中国から伝わった文化・風習が多くあります。この「那覇ハーリー」も古来中国より伝わってきた伝統行事と言われています。
 那覇ハーリーは14世紀に中国より伝わって以来600年ほど継承され、1879年廃藩置県の後に一度は途絶えていたそうですが、1975年の海洋博覧会の年に復活をしています。
 今は三日間をかけて様々なイベントが開催されていますが、5日にはかつて琉球王国時代に開催されていた時と同じ形式の、「那覇」「泊村」「久米村」の3村に分かれた「御願(うがん)バーリー」「本バーリー」を見ることができます。
●「久米」 黄色の爬龍船。衣装は白色に頭の布は赤。
●「久米」 黄色の爬龍船。衣装は白色に頭の布は赤。
●「那覇」 緑色の爬龍船。衣装も頭の布も青です。
●「那覇」 緑色の爬龍船。衣装も頭の布も青です。
「久米」の御願バーリーの様子。漕ぎ手32人。<br>鐘打ち2人→中乗り→旗振り3人→中乗り→歌うたい→舵取り2人の合計42名が乗船しています。
「久米」の御願バーリーの様子。漕ぎ手32人。
鐘打ち2人→中乗り→旗振り3人→中乗り→歌うたい→舵取り2人の合計42名が乗船しています。
 「御願(うがん)バーリー」では、三隻の爬龍船がハーリー歌を歌いながら、回遊します。元々、中国では雨乞いや豊作祈願の行事として行われていたといわれており、今でも御願バーリーでは、健康と繁栄などを祈願しています。 
 「本バーリー」では、3村の爬龍船が那覇新港を往復して競漕をします。2010年の勝負では「久米」が勝利しました。
「泊」の船首。龍頭が見えます。
「泊」の船首。龍頭が見えます。
「中乗り」の方は空手をしています。
「中乗り」の方は空手をしています。

現在での那覇ハーリー

一般競技の風景。
一般競技の風景。
 那覇ハーリー開催期間の三日間は、会場には屋台やイベントステージが設置され、毎晩花火が打ち上げられます。
 また、3日・5日には中学生、PTA、一般参加(職域)のハーリーが開催。皆さん、この日のために連日練習を重ねられての参加です。
 4日は爬龍船の体験乗船や海上保安庁の巡視船の一般公開などもされています。
●那覇新港の風景
 
ゴールデンウィークを過ぎると、沖縄は入梅の季節です。
 
参照 日本財団図書館「600年の伝統 那覇ハーリー」
http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2003/00296/mokuji.htm