バットマン誕生秘話が描かれた『バットマンビギンズ』。これ、バットマンファンならずとも1度は観ておかなきゃいけません！
渡辺謙演じる
ラーズ・アル・グールは、バットマンの師匠でなおかつ、ワル者の師匠でもあり、ヒマラヤ山脈の僧院に住む「影の同盟」のリーダー。”ケンさん”を観れる時
間帯は全体からみると多くはないんですが、やっぱりあの独特の存在感はピカイチだなーと、ホレボレしました（日本人びいき？）。彼がしゃべる日本語ぽいけ
ど違う不思議な言葉も要チェック！いやほんとに不思議な響きなんです。

さて、私は正直いってこれまで、バットマンって、スパイダーマンなど他のヒーローものと比べると”お子さま向き”な感じがしてました。楽しいんだけど、それだけよね、という・・。でも、今回は違いました。
バッ
トマンが誕生するまでのブルース・ウェインが描かれるこの作品は、苦しんだり悩んだり、バットマンが誕生してからもなお、失敗してめげては再び立ち上がっ
たりと、とっても人間臭いドラマで、大人もとても楽しめます。さらに、えー！？こうやってできたの！？と楽しい驚き連続の、”バットスーツ”や”戦闘ツー
ル”、お屋敷の仕掛けも、見モノです！
また、豪華な脇役陣によって厚みを増しているこの作品なのですが、中でもイイ感じ！なのが、超お金持ちウェ
イン家の執事アルフレッド氏（マイケル・ケイン）なんです。なんだか、いいんですよ！観てみたらわかります！実生活ではエリザベス女王からナイト爵位も授
かっている国際的スター、素敵な老紳士です。もちろん、ブルースを演じるクリスチャン・ベールもカッコイイので◎。彼はウェールズ出身。ヘンリーデュカー
ド役のリーアム･ニーソンはアイルランド出身。最近、日増しにカッコよくなってるオーランド・ブルームはじめ、イギリス周辺出身の俳優にすごーく魅力を感
じる私には、このキャスティングもすごーく◎な映画でした。
text by...  SHOKO

2005/06/20